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まいまいつぶろが直木賞候補作となった魅力と評価を徹底解説

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まいまいつぶろ

江戸時代を舞台にした感動の歴史小説『まいまいつぶろ』は、第170回 直木賞のノミネート作品として注目を集めました。「まいまいつぶろ直木賞」と検索する方の多くは、この作品がなぜ評価されたのか、どんな物語なのかを知りたいのではないでしょうか。

本記事では、直木賞にノミネートされたまいまいつぶろのあらすじや登場人物たちの関係性、作品タイトルの意味などをわかりやすく解説していきます。また、作品が実話をベースにしている点や、直木賞の選評、実際に読んだ人の読者の感想も紹介します。

さらに、物語のその後を描いた続編である御庭番耳目抄や、著者・村木嵐の魅力、彼女の新刊「天下取」に関する情報も掲載。出版元の幻冬舎による読者層の分析も交えながら、作品世界をより深く知るための情報を網羅的にまとめました。

初めて本作を知った方も、すでに読了した方も楽しめる内容となっています。

  • 『まいまいつぶろ』が直木賞にノミネートされた理由がわかる
  • あらすじや登場人物の関係性と魅力を知れる
  • タイトルの意味や作品が実話に基づくかどうかがわかる
  • 続編や著者・村木嵐の他の作品情報を入手できる

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目次

まいまいつぶろが直木賞にノミネートされた理由

関係性
  • まいまいつぶろのあらすじと魅力
  • 登場人物の関係性と主従の絆
  • タイトル「まいまいつぶろ」の意味とは
  • まいまいつぶろは実話がベース?
  • 村木嵐とはどんな作家なのか

まいまいつぶろのあらすじと魅力

『まいまいつぶろ』は、江戸時代中期の徳川家を舞台に、障害を抱えた将軍・徳川家重と、彼の「言葉を理解できた」唯一の側近・大岡忠光との関係を中心に描かれた歴史小説です。単なる時代劇の枠を超えて、深い人間ドラマが丁寧に描かれています。

物語は、家重が幼少期に「まいまいつぶろ(=カタツムリ)」と蔑まれていた時代から始まります。体が不自由で言葉も明瞭ではなかったため、将軍にはふさわしくないと周囲に見なされていました。しかし、そんな彼の人生を変える少年・大岡兵庫(のちの忠光)が現れます。兵庫だけが、家重の発する不明瞭な言葉を正しく聞き取り、他者に伝えることができたのです。

この小説の魅力は、目立った戦や華やかな事件が描かれているわけではない点にあります。代わりに、障害と偏見の中で育った家重が、少しずつ理解者を得て、将軍として成長していく様子が心に染みる筆致で綴られています。また、忠光が自我を押し殺し、家重の「声」として生き抜こうとする姿勢は、読む者に強い印象を残します。

読後には、善意や忠義といった人間の根源的な美しさについて、改めて考えさせられるでしょう。派手な展開こそ少ないものの、静かに胸を打つ一冊です。

登場人物の関係性と主従の絆

相関図

引用:幻冬舎電子書籍

この作品において、登場人物の関係性は物語の中核をなすテーマです。特に、家重と忠光の主従関係は、単なる「将軍と家臣」を超えた深い絆として描かれています。

家重は、徳川吉宗の長男として生まれながら、障害のために言葉が伝わらず、将軍としての適性を疑問視されていました。一方、忠光は、旗本の子として生まれ、特別な地位や後ろ盾を持っていない身分の若者です。そんな二人が出会い、家重の言葉を唯一理解できる存在として、忠光は生涯を通じて家重に仕え続けました。

ここで注目したいのは、忠光が徹底して「家重の代弁者」としての立場に徹していた点です。どれだけ政治の中心に近づいても、決して自らの考えを押しつけず、家重の意思を忠実に伝えることに心血を注ぎました。それは「将軍の声を独占することは、将軍の心を奪うことに等しい」という信念に基づいた行動でした。

一方で、家重にとって忠光は単なる通訳ではなく、人生で初めて得た「友」でもありました。会話が成立しないという孤独の中で育った家重にとって、忠光の存在は支えであり、希望そのものだったのです。

このように、互いに特別な力を持たない二人が、信頼と敬意をもって助け合いながら困難を乗り越えていく姿は、多くの読者の心を打ちます。権力の座にあっても、真に必要なのは「理解者であり続ける人間」なのだというメッセージが、主従の絆を通して静かに伝わってきます。

タイトル「まいまいつぶろ」の意味とは

「まいまいつぶろ」という言葉は、カタツムリを指す古い呼び名です。作品のタイトルとして選ばれたこの言葉には、主人公・徳川家重の境遇と周囲からの視線が強く反映されています。

カタツムリは、ゆっくりとしか動けず、地面に跡を残します。家重もまた、身体が不自由で、歩く際には尿を引きずった跡が残ることから、このように蔑まれていました。周囲の人々からは「まいまいつぶろ」と呼ばれ、軽んじられた存在だったのです。

このように言うと、単なる差別的な表現のように感じられるかもしれません。しかし本作では、この言葉をあえてタイトルに据えることで、弱く見られがちな存在が実は深い知性や優しさを持ち、やがて誇り高い人生を歩んでいく姿を印象づけています。

つまり、カタツムリのようにゆっくりでも、確かに前進し、自分の足跡を残していく家重の姿が、象徴的に表現されているのです。タイトルには、ただの異名ではなく、「誤解されてきた人間の再評価」という大きな意味が込められています。

結果として、「まいまいつぶろ」という響きは、読後には侮蔑の意味ではなく、静かな敬意を感じさせる言葉へと変わっていくでしょう。

まいまいつぶろは実話がベース?

『まいまいつぶろ』はフィクションの小説でありながら、史実を下敷きにして描かれています。物語の根幹となる徳川家重や大岡忠光といった登場人物は、実在の歴史人物です。

徳川家重は第8代将軍・徳川吉宗の長男であり、第9代将軍として実際に政務を担った人物です。その一方で、彼は言語が不明瞭で、体も不自由であったという記録が残されています。また、彼の発言が理解できたのはごく限られた側近だけだったとも言われています。これらの背景が、物語のリアリティを支えています。

大岡忠光についても、家重に仕えた側用人として史実に名を残しています。忠光が唯一家重の言葉を理解できたという逸話があり、本作ではそのエピソードが物語の軸となっています。

ただし、会話の詳細や登場人物の内面、関係性の深さなど、小説ならではの演出が加えられている点には注意が必要です。例えば、比宮や侍女のお幸との交流、老中たちとの駆け引きなどは、あくまで小説的な再構築によって描かれている場面も多く含まれています。

このように考えると、『まいまいつぶろ』は実話を土台としながらも、読者に感情移入を促すために文学的なアレンジが加えられた「史実ベースの歴史小説」と言えるでしょう。史実だけでは見えてこない人物像に光を当てている点が、本作の大きな魅力でもあります。

村木嵐とはどんな作家なのか

マルガリータ

村木嵐(むらき・らん)は、1967年に京都市で生まれた作家です。京都大学法学部を卒業した後、会社勤務を経て、1995年からは司馬遼太郎氏の家事手伝いとして私生活を支え、のちに司馬夫人の個人秘書も務めました。このユニークな経歴は、彼女の創作にも深い影響を与えていると考えられます。

本格的な作家デビューは2010年。時代小説『マルガリータ』で第17回松本清張賞を受賞したことが転機となりました。その後も歴史に根ざした作品を多く発表し、着実に実力派としての評価を高めてきました。

村木嵐の特徴は、史実をベースにしながらも、人物の内面を丁寧に描き出す作風にあります。とくに歴史の表舞台に立たない人物に光を当てる手法に定評があり、読者からは「新しい視点で歴史を見直せる」との声も多く寄せられています。

『まいまいつぶろ』では、徳川家重という、歴代将軍の中でもあまり注目されてこなかった人物を主役に据え、彼の苦悩や誇りを情感豊かに描きました。この作品で彼女は、第170回直木賞の候補に選出されるなど、文壇でも高く評価されています。

一方で、文章にやや硬さがあるという意見や、人物の視点が急に変わることで読者が混乱する場面があるという指摘も見られます。とはいえ、彼女が時代小説の世界に新しい風を吹き込んでいる存在であることは間違いありません。

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まいまいつぶろの直木賞ノミネート作品としての評価

家臣
  • 第170回 直木賞の選評まとめ
  • ノミネート作品の中での評価位置
  • 読者の感想に見る共感と涙
  • 幻冬舎が語る読者層と人気
  • 続編「御庭番耳目抄」の見どころ
  • 村木嵐の新刊『天下取』にも注目

第170回 直木賞の選評まとめ

『まいまいつぶろ』は第170回直木賞の候補作品の一つとして注目を集めました。実際の選評では、肯定的な意見とともに、いくつかの課題点も指摘されています。

まず、肯定的な評価として多かったのは、「主従関係の描写が美しく感動的だった」という意見です。とくに徳川家重と大岡忠光の間に築かれた信頼と敬意は、複数の選考委員に強い印象を残しました。物語の前半では、障害を持つ家重が将軍として認められていく過程が丁寧に描かれており、多くの読者を引き込んでいます。

しかし一方で、作品全体の構成や後半の展開に対しては慎重な意見も目立ちました。「後半に入ると失速し、次の展開に迷いが見えた」という声や、「人物描写に生々しさが足りない」「善悪の描き方がやや一面的」といった指摘もあります。

また、松本清張の短編ですでに同様の題材が扱われているため、新しさに欠けるという意見も見受けられました。このような点から、惜しくも受賞は逃しましたが、「完成度の高い歴史小説」であることには変わりありません。

直木賞の結果は、単に作品の出来だけでなく、他の候補作との兼ね合いやタイミングにも影響されるものです。その意味で、『まいまいつぶろ』は「別のタイミングであれば受賞していてもおかしくなかった」と感じた選考委員も少なくなかったようです。

この選評からは、村木嵐の実力と将来性に対する期待がにじんでおり、今後の作品にも注目が集まるでしょう。

ノミネート作品の中での評価位置

170回直木賞

『まいまいつぶろ』は、第170回直木賞にノミネートされた5作品のうちの1つで、最終的に受賞には至らなかったものの、内容面で高く評価された作品のひとつです。特に人間関係の描写や主従の信頼に焦点を当てた点は、他の候補作にはない独自性として注目されました。

今回の受賞作は、河﨑秋子の『ともぐい』と万城目学の『八月の御所グラウンド』という2作品で、どちらもテーマや文体の面で非常に個性が強く、審査員の支持を集めました。それに対して、『まいまいつぶろ』は「しみじみとした感動」に重きを置いた構成で、地味ながらも骨太な作品として認識されています。

選考委員からは、「前半の丁寧な描写は素晴らしいが、後半にかけてやや勢いが落ちた」「史実に引っ張られたことで展開が駆け足になった」といった評価がありました。ただし、「主従関係の美しさ」「涙を誘う構成」「埋もれた歴史人物に光を当てた試み」など、物語性における高い評価も多数ありました。

このように、物語のテーマや構成面では一定の評価を得たものの、最終選考では他の作品に比べて「勢い」や「テーマの新しさ」に欠けると見なされてしまった可能性があります。いずれにしても、「受賞作にこそ選ばれなかったが、記憶に残る佳作」として、多くの読者や選考委員の印象に強く残った作品といえるでしょう。

読者の感想に見る共感と涙

『まいまいつぶろ』を読んだ多くの読者が共通して語るのは、「涙が止まらなかった」「胸が熱くなった」といった感情のこもった感想です。特に、障害を持ちながらも将軍として生きた徳川家重と、彼を支え続けた大岡忠光の絆に深く心を動かされたという声が目立ちます。

この物語では、派手な戦いや政争ではなく、日々の小さな努力や理解の積み重ねが重視されています。これが、多くの現代人の心に響いているのです。「人と人が本当につながるとはどういうことか」「言葉を持たない者の思いをどう汲み取るか」といったテーマが、優しい筆致で描かれています。

一方で、「視点の切り替わりがやや分かりづらい」「後半が駆け足になってしまって残念」という声も一定数あります。これらは作品の構成上の課題とされる点ですが、それでも「読む価値は十分にある」と感じた読者が多いのは注目すべき点です。

このように、読者の感想から浮かび上がるのは、作品が伝えようとした「静かな強さ」や「思いやりの本質」が、しっかりと届いているということです。特に人間関係に悩んでいる方や、言葉にならない気持ちを抱えている方にとっては、心に寄り添ってくれる一冊となっています。

幻冬舎が語る読者層と人気

『まいまいつぶろ』の出版社である幻冬舎は、この作品の人気について「歴史小説ファンにとどまらず、幅広い層から支持を集めている」とコメントしています。とくに30代から70代の読者に多く読まれており、なかでも女性の読者がやや多い傾向があるとされています。

一般的に、時代小説は読者層が高齢寄りになりがちですが、本作は「家重と忠光の絆」や「言葉にならない思いをどう伝えるか」という普遍的なテーマが描かれているため、年齢や性別を問わず共感されやすい作品となっています。

また、単行本は発売から18刷・7万部を突破しており、時代小説としては異例のヒットとなりました。受賞歴や直木賞候補という話題性に加えて、読後に「誰かにすすめたくなる」という読者の声が後押しとなり、クチコミで人気が広がっている点も注目すべきポイントです。

一方で、漢字や言い回しがやや古風であるため、時代小説に不慣れな読者には読みにくさを感じる場合もあります。ただ、それを補って余りある「感動」や「物語性の高さ」があるとして、多くの読者が最後まで読み切っているのが現状です。

このように、『まいまいつぶろ』は特定のジャンルにとらわれない物語として、多世代から支持を集めています。幻冬舎が「丁寧に描かれた尊敬といたわりの関係が人気の理由」と語るのも頷ける評価です。

続編「御庭番耳目抄」の見どころ

御庭番

『まいまいつぶろ』には、その続編にあたる作品『まいまいつぶろ 御庭番耳目抄(ごにわばんじもくしょう)』が存在します。この続編では、前作では描ききれなかった周囲の人物たちの視点から、家重と忠光の関係が再構築されています。

物語の中心に登場するのは、御庭番(幕府の隠密)として江戸城内の動きを観察していた万里(ばんり)という人物です。彼は徳川吉宗や家重、忠光のそばに仕える中で、様々な人間模様を目にしてきた存在であり、いわば“観察者”として物語を見届けていきます。

この作品の魅力は、前作の裏側にあった思惑や葛藤、登場人物たちの「語られなかった心情」が丁寧に描かれている点にあります。例えば、忠光の妻・志乃がどんな想いで夫を支えていたのか、老中たちが家重に対してどう向き合っていたのかなど、前作では触れられなかった「人間の複雑な感情」が浮かび上がってきます。

特に印象的なのは、吉宗の母や家治(家重の子)といった家族の視点です。彼らが家重をどう見ていたか、またどのように“理解”に至ったかが静かに描かれており、物語に深みを与えています。

ただし、前作を読んでいないと背景や人物関係がわかりにくいため、続編から読むのはおすすめできません。先に『まいまいつぶろ』を読んでおくことで、登場人物の言動の意味や感情の流れがより深く理解できる構成となっています。

前作で感動した読者にとっては、まさに“もう一度あの物語に戻れる”ような続編です。静かに、しかし確かに心を打つ一冊として、多くの読者から高評価を受けています。

村木嵐の新刊『天下取』にも注目

天下取

『まいまいつぶろ』で注目を集めた村木嵐ですが、その最新作『天下取(てんかどり)』も静かな話題を呼んでいます。この作品は、戦国時代の女性たちを中心に描いた短編集で、権力争いに翻弄される姫たちの運命を丁寧に掘り下げた作品です。

『天下取』で描かれるのは、武田・今川・北条といった有力大名家の政略結婚に翻弄された姫たちの姿です。例えば、信玄の娘である春姫、北条氏の娘である早川殿、そして今川義元の娘・嶺松院といった、歴史に名を残しながらも、表舞台では語られることの少なかった女性たちが主役となっています。

このように言うと、重厚な歴史書のように感じるかもしれませんが、村木嵐の筆致はあくまで人物の心情に寄り添うもので、読みやすさと感情移入のしやすさを両立しています。それぞれの章は独立した短編形式ですが、全体を通して「戦乱の中でどう生きるか」というテーマが貫かれており、読後には一本の大きな流れを感じられる構成です。

特に印象的なのは、「誰かの決断に従うだけでなく、自らの意志で生きる道を選ぼうとする女性たちの姿」です。歴史においては脇役とされがちな彼女たちが、物語の中心に立ち、自分の生き方を問い直す様子は、現代の読者にも通じる力強さを持っています。

一方で、背景にある家系図や時代背景がやや複雑なため、歴史に馴染みのない読者には最初の取っかかりが難しいと感じる部分もあります。読み進めるうちに人物関係が整理されてくるので、序盤は焦らずじっくりと読んでいくのがおすすめです。

『天下取』は、村木嵐の作家としての新たな一面を示した一冊です。江戸から戦国へと時代を移しつつも、「歴史に埋もれた人物の真の姿を描く」という姿勢は一貫しており、彼女のファンにとっても満足度の高い作品といえるでしょう。

まいまいつぶろ直木賞ノミネート作品の全体像まとめ

  • 江戸時代の将軍・徳川家重と側近・大岡忠光の関係を描く歴史小説
  • 家重の障害と言語の壁を乗り越えた主従の絆がテーマ
  • タイトル「まいまいつぶろ」は家重の蔑称に由来し再評価の象徴
  • 静かな人間ドラマと内面描写が魅力とされる
  • 実在した歴史人物をもとに構成されたフィクション作品
  • 忠光が家重の唯一の理解者であり代弁者として生きた姿が印象的
  • 村木嵐は松本清張賞受賞歴を持つ実力派の時代小説作家
  • 選評では前半の構成力や主従関係に高評価が集まった
  • 後半の展開や構成に関してはやや評価が分かれた
  • 同回ノミネート作と比べてテーマ性は高評価だが新鮮味に欠けた
  • 読者からは「涙が止まらない」「感情移入できる」との声が多数
  • 漢字や古語が多いが物語性で読み進められるとの反応もある
  • 幻冬舎によると読者層は30代〜70代で女性読者が多い傾向
  • 続編『御庭番耳目抄』では脇役の視点から新たな一面を描いている
  • 新刊『天下取』は戦国時代の女性を描いた短編集で評価を集めている

まいまいつぶろだけでなく、多くの直木賞受賞作品をより深く味わいたい方には、Amazonのオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」がおすすめです。

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この記事を書いた人

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